映画「ジャーヘッド」
DVDにて映画「ジャーヘッド」を観ました。
一言:
いかに一般ピープルにとって戦争が無意味なものか
知らしめてくれる作品。
>家族の住む国を守るため
なんてそれっぽい大義をかかげても、
戦争なんて、一部の特権階級と
ちょっと変わった趣味の持ち主にしか得なことなんて何もない。
STORY
1989年、18歳のスウォフ(ジェイク・ギレンホール)は
海兵隊員の父親と同じ道を進むべく、自分も海兵隊に志願する。
狙撃手として湾岸戦争下のイラクに派遣されるが、
実践ではなく演習と待機の日々が待っていた……。
シネマトゥデイより
実際に仲間が死んでしまうような過酷な訓練を乗り越え、
戦地へと向かって行った海兵隊員たちに待ちうける運命。
それは
何もすることがない
という現実。
娯楽も何もないただただ劣悪な環境。
戦いに来たはずが、待てど暮らせど戦闘に参加することも叶わない。
時間だけが過ぎていく毎日。
しかし過ぎて行った時間は確実に
自分の大切な人との間に亀裂を生み、
祖国で暮らす恋人や家族の心は離れて行ってしまう……
何もしていないとはいえ、
戦地に赴いた兵士たちは
>せめて戦争に来たのだから、人を殺させてくれ
と懇願してしまうほどに心だけは壊され、
戦争が終わって国へ帰っても
まともな生活が送れない体になってしまいます。
何のために過酷な訓練に耐え続け、
何しに戦地へ送られてきたのだろう??
まさに「無意味」という言葉がずっと頭の中で鳴り響くような作品でした。
主人公は戦闘に参加できないわけだから、
派手な爆発シーンのようなものがあるわけなく、
主人公と同じ退屈な時間を過ごすことになります
映画を観てるだけの私たちは、
たかだか2時間ほど無駄に過ごすだけで済みますが(爆)
実際の戦地へ赴いた兵士たちのことを思うと、
それはもう気の毒でなりません
兵士の数というのは、
敵にとって恐怖のバロメーターの一つにはなるでしょう。
しかし、数発で地球を破壊できてしまう爆弾が存在し、
ハイテク兵器がこれでもかというほど存在する現代では、
兵士の数なんて所詮「見せかけ」だけの脅しにすぎないのかもしれませんね。
(内に秘めるそれぞれの大義は別として)
「見せかけ」だけのために貴重な時間を使われてしまう事実を知った以上、
戦争なんて絶対参加するもんか
と戦争反対の決意をさらに強くしてくれる映画ではありました。
戦争というものをちょっと変わった視点から描いている作品ですが、
物語そのものは正直ツマらない……
>戦争に参加したくてたまらない
という戦闘狂の方には観てもらいたいですが、
普通の方にはそんなにオススメはできないかなぁ~
普通の方はこんな映画観なくても、
戦争なんかに行きたいと思う人は少ないハズですから
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